見殺し3
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ネットカフェなるところの個室で、和夫は封筒を開けた。中にはもう一つ小さな封筒とディスクが2枚入っていた。
和夫は用心深く、小さな封筒を開けた。「まさか………」中身の写真を見て絶句してしまった。
化粧っけのない、素に近い顔の女が裸で写っている。上気した顔で、とろんとした眼差し、口元はだらしなく開いている。
まさかこれがあの陽子なのか……。まさにまぐ合いのさなかという臨場感に溢れている。
他人とのセックスに没頭している妻の姿が、和夫の頭の中で動き出した。
渡された2枚のディスク。そのうちの1枚がまさに陽子の変貌ぶりを記録した動画に違いない。和夫は急いでそのケースを開けた。
パソコンのトレ―が陽子の痴態をスムーズに飲み込んでいった。ローディングしている微かな機械音が和夫の緊張を高めていく。
和夫がヘッドフォンを装着すると、程なくしてパソコンの画面に新しい小窓が現れた。
小窓の中には、我が家の玄関先が映っている。男がチャイムを鳴らすと陽子がインターホン越しに応対した。
「は~い」陽子の声。和夫を送り出してから、そう時間は経っていないようだ。
「東洋金属の仲本です」
「え?はい。すぐに開けます」
東洋金属とは、和夫が勤めている会社である。和夫はマウス操作で小窓を全画面に拡大した。
鍵が開き、内側から陽子がドアを開けた。
陽子の足元しか映っていない。おそらく、カバンか何かに隠しカメラを仕込んでいるせいだろう。しかし、音声は明瞭に記録されている。
「あのぉ。主人は出張でおりませんが…」丁重に陽子が言うと、「あのですなぁ。私、東洋金属の本社の人間でして。今日は奥さんにお願いがあって来たわけでして」と仲本の声がした。
ずうずうしい嘘を吐いて、仲本が上がり込む。陽子の後ろ姿がローアングルに映りこんでいる。陽子は自分の髪を気にしている仕草をみせた。
陽子に案内されて、仲本がリビングのソファに座った。陽子がお茶の用意をしている隙に、カメラを高い位置に移動した。部屋全体が映るポジションだ。
一度、カメラを置いた男が、カメラの方に振りむいた。仲本のおっさんだ。ピースサインをしている。この初老のおっさんに陽子が??結果を知っているものの、和夫は信じがたいと思った。
「どうぞ」陽子がお茶を持ってきた。「あ、どうも。どうぞお構いなく」と仲本は堂々とした態度でいる。
「今日はどんなご用件で?」陽子も少し気取っている。本社からの人間となれば、仕方ないかなと、仲本は苦笑いを浮かべた。
「私は、人事部に所属しています。今度、会社で大規模な人事異動が計画されていましてな。実はご主人もその対象という訳ですわ」
「そ、そうなんですか。で、私に何でなんですか?」相当、動揺したようで、陽子の言葉遣いがおかしくなっている。
「ご存知でしょうが、うちの会社も海外進出しないかん。そういう時期に来てるんですな。で、お宅のご主人の行先は、東南アジアの、しかも情勢の不安定な地域なんですわ」
「え?でも。主人からは何も聞いておりませんし。主人の気持ちを…」陽子は何とか断りたい気持ちでいっぱいだった。
「でもね、奥さん。この話、きっとご主人があなたに話せてないと思ってね。だって、断れば解雇も辞さないという会社の方針なんでね」
フーッと陽子が絶望的な溜息をついた。 仲本はお茶を下品にすすり、こう続けた。「奥さんの泣きそうな顔を見るのは辛いですわ。わしも微力ながら、力になりたい気分ですが」
仲本の言葉を聞いて、陽子は「ありがとうございます」と言って、涙を拭っている。
仲本はやおら陽子の横に座った。「奥さん、泣かんで下さい」陽子の背中をポンポンと軽くたたき、ポケットの中のハンカチを手渡した。クサい、ウザい、わざとらしい演技だが、陽子は信じてるようだ。
一回り以上年の離れたはげオヤジである。陽子の警戒心を解くには十分なルックスなのかもしれない。
「ありがとうございます」と言ってハンカチを返した陽子の手を、仲本が掴んだ。「奥さん、わしに任せてちょ」と完全にキャラ崩壊、ただのはげオヤジだ。
「だからさ、な!な!」と言って、陽子を抱き寄せてキスをしようとしている。「いや!やめてください!や!め!て!!」仲本は陽子に突き飛ばされた。
「チッ!」舌打ちをした仲本の表情が豹変した。一瞬、ひるんだ陽子に容赦なく平手が飛ぶ。陽子は床に転がされ、仲本に組み敷かれてしまった。
「はぁ、はぁ、わしも手荒な真似はしとうないんだわ…はぁ、はぁ、、生娘でもあるまいし、、はぁ、、往生際、、悪したら、、いかん、、」
陽子は唇をきゅっと噛みしめて、頬のヒリヒリと仲本の重さに耐えていた。その後の仲本は終始荒っぽく、陽子を扱った。まるでいたぶることを目的にしているようだ。
陽子は上半身を次々に剥がされていった。シャツをめくり上げられて、ブラジャーをはぎ取られた瞬間。「あっ!」と声を上げて、両手で乳房を隠してしまった。
「チッ!」仲本の舌打ちにビクッとする陽子。「邪魔や!」仲本の目配せで、手をほどき、両方の乳房を晒してしまった。
仲本は陽子に両手を頭の上に上げさせて、ネクタイで縛った。拘束された陽子は、仲本の命じるまま、その様子をスチルカメラで撮られていた。
連続でフラッシュが焚かれ、動画の画面が白っぽくなった。
「さてと」いかにも一仕事終えたような感じの仲本。
仲本は老練ないやらしさを兼ね備えていた。その仲本がこれから陽子をどう料理するのか。和夫は掌に汗をかいていた。
仲本は陽子に覆いかぶさると、陽子の顔を自分に向けて、キスをした。陽子も今度は観念しているようで、素直に応じている。
陽子の唇、口内を凌辱しおえると、仲本はさらに陽子の脇を責めた。「い、いやぁ~~ん」思わず出た陽子の声が、猫なで声になっている。「ええ匂いしてるで。奥さん」仲本は厭らしく言った。
陽子はなかなかの巨乳で通っている。和夫もそれが自慢の種であったのだが、仲本の愛撫を見て、驚いた。
仲本は容赦なく、陽子の双方の乳房を鷲づかみにした。「いっ!」陽子に苦悶の色が浮かぶ。ごつごつした仲本の手からあふれ出ている乳房が、否応なく形を変えていく。
ぎゅうぎゅうと力強く揉みしだかれた乳房が解放されると、中心にある乳首が見たこともないような屹立をみせていた。
「いやらしい乳首やな。奥さんの乳首、吸うて欲しいて言うてるみたいやで」ふへへへと仲本は言葉でも陽子をいたぶる。
「はあん、はあん、はあん、、はあっあ~」鼻に抜けるような陽子の喘ぎ声が響く、仲本の口の中で、陽子の乳首はざらついた舌の洗礼を受けている。
仲本の舌が乳首の表面を往復する度に、陽子は喘ぎをエスカレートしていた。
「いや、いや、いや、もう止めて~ 止めて下さい~」
これ以上、刺激されたら逝ってしまいそう…という意味だろう。そんなことは仲本にもわかっている。わかっていて、仲本は今まで舐めてやっていた陽子の乳首に歯を立てたのだ。
「あっ!い、、、いい」散々、ねぶられた揚げ句に、甘噛みをされてはたまったものではない。陽子の頭の中で理性が溶けてしまった瞬間だった。