委員会(1~8)
これは僕が中学生のときの話です。
僕の通っていた学校ではクラス全員が何かの委員会に入らなければならず、僕は「給食委員会」という委員会に入っていました。
活動内容は給食当番の人達のまとめ役のようなことや、当番がつける給食エプロンを週末に当番の子達に持ち帰るように呼びかけたり、給食の時に使用する配膳台を週末に洗ったりと、人目つかないに地味な仕事が多く余り人気がありませんでした。
けれどこういった裏方の仕事が好きだった僕はやりがいを感じていて、他のクラスの委員が配膳台を洗うのをサボって帰ってしまった分も洗うこともあったけれど全然苦にならずよくやっていました。
そんな地味な活動が多い給食委員の委員長はソフトボール部のキャプテンをつとめ、かわいく性格も良く勉強も運動もでき、学校の男子だけではなく、女子たちからも人気があり好かれているという三年生の女子でした。
放課後一人残って委員会だよりや資料を作ったり、給食室の整理整頓をしたり一人で配膳台を洗っている彼女の姿を僕だけじゃなく他の生徒達もよく目にしてい て
「なんであの子が給食委員みたいな苦労が多く地味な活動が多い委員の委員長を・・・?」
とみんな不思議がっていました。
僕は二年生のとき初めて給食委員になり、出席した委員会で委員長である先輩を初めて近くで見て
「きれいでやさしそうなひとだなぁ」
と一目惚れしてしまいました。
でも先輩が人気があるのは知っていたし、ましてや年下の自分が相手にされるわけがないからとすぐに諦めていました。
そして週末の放課後、自分のクラスの給食エプロンの持ち帰り忘れがないか点検し配膳台を洗い終え、いつものように他のクラスの分も点検し洗われていないクラスの分も洗っていました。
すると後ろから
「遅くまでごくろうさま!」
と声がして振り向くと憧れである委員長がたっていました。
「Nくん、今週も、洗わないで帰っちゃったクラスの分までやってくれてるんだね」
と声を掛けてくれました。
先輩が自分のことを、しかも名前やクラスまで知ってくれていたということが驚きだったし、それに僕が他のクラスの分もやっていたことをちゃんと見てくれていたということが驚き以上に嬉しかったです。
今もそうだけど当事はもっとシャイで、年上の女子、しかも憧れの先輩を目の前にして緊張してしまい
「あっ、はい・・・」
と答えるのが精一杯でした。
そんな緊張でいっぱいの僕に先輩はやさしく笑いかけ
「Nくんのそういったまじめなとこ好きだよ」
と爆弾発言を!!!
もちろん先輩は告白とかそういうつもりではなくいったんだろうけれど、中学二年の僕には刺激が強すぎて顔が自分でも真っ赤になり心臓の鼓動が早くなるのが自分でもはっきりと分かりました。




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