青春の調教 3
「なんかツマンないな・・・」
「あ、あの・・・鈴木!」
私は振り返られる寸前のタイミングで膝を下ろし、立ち上がりました。中川のテンパり様ったらありません。
「ね、そっち行っていい?隣に座ってもいいよね?」
「鈴木、オレ!いやサトミ!」
私の思い通りのタイミングで、中川は私を押し倒しました。私は全く抵抗しませんでした。背中をついた勢いで私の胸は更に大きく開け、ブラジャーが露になりました。
彼は私の目をじっと見ていますが、今度は態と視線を合わせてあげません。
「サトミ、好きだサトミ!」
私に覆いかぶさる彼の肩を、私は引き剥がしました。もちろんここで彼が強引に来れば、女の私の力ではどうする事も出来なかったと思います。でもここで力を抜いてしまうのが、中川という男の本質なのでしょう。男のマインドなんて分かるものではないと思っていましたが、そんな認識が少し変わった気がしました。
私は徐に逸らしていた視線を彼の目に合わせます。
「中川さ、アタシの事セックスしたいとかそういう気で見てないって言ったよね?」
「あ、アレはさ・・・アン時は・・・だから・・オレもうダメなんだ!」
既に息づかいが荒いのがわかります。私の肩を掴んだ掌には汗が滲んでいます。私は殊更感情を殺し、抑揚を抑えて、淡々と喋りました。
「じゃあ、いいよ・・・しても・・・」
私は目を閉じたのですが、数秒の沈黙がありました。ここでも中川は間を空けてしまうのです。つくづくこういう男なのだなと思いました。




(20) 


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