女子○ナを・・・(1)
京都で夏の祭りがあった夜のこと。
私は一人、駅の改札を抜けようとした。
その時、ふとカップルが改札付近で話しているのが見えた。
気になったのは、メガネをかけた女の方を見たことがあったからだ。
何気なく彼女たちに近づき、話を盗み聞きした。
女「私は、明日の朝、戻れば大丈夫だから・・・」
男「毎日、忙しい中で無理をしているのだから、今日は帰った方が良いよ」
女「でも・・・」
男「無理をしなくても良いよ。また、今度ゆっくり逢おう」
女は、男とゆっくりと朝まですごしたいようだったが、男は女を気遣って帰らせようとしていた。
女「わかった。今日は帰るね。今度はロケのない時に逢えるようにするね」
男「そうだな。そのほうが、ゆっくり出来るからな」
女は、名残り惜しそうに、改札へ向かった。
俺は、その女の後を追った。
その女は、関西のA放送の、赤○珠緒アナだった。
赤○アナは改札を抜け、男に手を振った。
そして、エスカレーターで陸橋に上がり、大阪方面への快速ホームに下りていった。
赤○アナは、快速を待つ列に並んだ。俺はその右隣に並んだ。
膝丈の紺色のワンピース、腰には、白い編んだベルトをしている。
そして胸元から裾まで、大きめの木目模様のボタンが付いていた。
その上に白いカーディガンを羽織、ノースリーブの腕を、肘辺りまで覆っていた。ワンピースの裾からは、薄い色のパンストに包まれた脚がサンダルに伸びている。TVで見るままの、清楚なイメージを保っていた。
眼鏡をかけているためか、周りのカップルや家族連れは、彼女に気付いていないようだった。
電車の到着が近いことを、ホームのアナウンスが告げた。
私たちの後ろには、大勢の祭り帰りの客が並んでいた。電車が滑り込んだ。
前から4両目の最後尾扉が、前に止まった。
ちょうど、中間部に連結された運転台の付いた車両だ。
前の乗客は、われ先に席を奪った。
彼女は、奥の扉の脇に、運転席を背に立った。
俺は、彼女と扉の間に、彼女の方を向いて立った。
後ろから、カップルや家族連れが乗り込んでくる。
「あっ、赤○さんじゃない?」
少し離れた、カップルの女が声を出した。赤○アナは、少し戸惑いながら、顔を伏せた。
「やっぱり、知られたくないんだ」
俺は、その表情を逃さなかった。
そして、押される振りをして、彼女の右側の手すりを、左手で掴んだ。
その手に寄りかかるように、別のカップルの男が立った。
周りは、皆、背を向けている。
電車のドアが閉まった。




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女子アナいいですね
コメント by デラエモン — 2011/9/25 日曜日 @ 22:48:15