告白された人妻 由紀江43歳
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由紀江は息子である慎二の友人の智則に告白をされて、面食らった。
「慎二君のお母さんが好きです。」
由紀江は、高校生が43歳であるおばさんを好きになることがあるのだろうか、と思った。
由紀江は高校生の息子を持つ普通のどこにでもいる女性である。
くたびれた夫が居て、自分自身もくたびれた妻であり、くたびれた母でもある。
40代の夫婦であれば多くがそうであるように、由紀江も最近はセックスレスである。
年数回、夫が思い出したように由紀江に欲情するときだけ、おきまりの単調なセックスが交わされる。
夫も時には、由紀江にセックスが少ないことを申し訳ないと思い、その回数を増やそうと、「セーラー服着てしてみないか」などと夫婦間に刺激を与えようと試みる。
しかし由紀江はそのような提案に、乗った試しがない。
由紀江にとっては、そこまでして夫との回数を増やしたいとは思っていないし、回数が少ないからと言って自分が欲求不満とも思っていない。
由紀江は結婚する前、その美貌から男性にモテることが多く、そのうちの何人かからは告白された。
すっとした目鼻だちで、少しおとなしい印象の顔つきのため、周りの男性には『美人なのに男性経験が少ない』と思われていた。
もちろん思われていただけでなく、実際に由紀江は男性と付き合うのは得意ではなく、夫以外との男性経験はほとんどなかった。
結婚してからは、男性から告白されることは無くなったが、パート勤務先や趣味を通じて知り合った男性に食事を誘われることは、何度と無くあった。
由紀江は誘われる都度、男性が自分と不倫したいという気持ちから誘っているわけではなく単なる社交辞令だと思いつつも、ことごとく断っていた。
基本的に由紀江は、結婚しているのに、他の男性と食事をするのはよくないと思っていた。
また食事をすることで、周りの誤解を生み、めんどうなことになるのを嫌っていた。
男性が女性を食事に誘う場合、必ずしも不倫が目的ではないのであるが、こと由紀江を誘う場合に限っては、ほとんどが不倫目的であった。
そのおとなしい印象を与える美貌は、結婚前も魅力的であったが、結婚後はさらに『貞淑なおとなしい人妻』という印象を与えた。
周りの男性はその貞淑なおとなしい人妻を口説きたいという思いから、由紀江を食事に誘った。
そして彼らはもし食事に誘うことができたら、食事後自分に組み敷かれた由紀江の顔や発する声を想像までしていたが、その男性たちの願いは叶わずにいた。
そのような魅力的な女性に対して、性欲の盛りである高校生の智則が、恋をしても不思議ではなかった。
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