みえない鎖2
太い眉と、一見穏やかではあるがその奥に醒めた瞳を持ち合わせている。
何より、憲次から伝わって来る「気(オーラ)」には、多少の事では動じない気の強さが窺えた。
(……怖い……人……?)
水上憲次と言う人物がいま一つよく判らない――
けれど、彼とはどこかで会った気がしていた。
それもつい最近に……
(え?)
梨花は生徒のレポートを持った憲次の左手に、見覚えのある指輪が光っているのを見付けた。
――それはどこにでもある様なごく普通のシンプルな結婚指輪ではあったが、梨花は何故か自分の記憶にある指輪と同じものだと直感的に覚る。




































