未亡人と僧 1.2.3
三枝子は住職の言葉が冗談であっても悪い気はしなかった。
思い返せば、夫の周作とは戦地へ赴く前のわずかばかりの夫婦生活、娘はその時のこである。
終戦後もシベリア抑留で帰ったのは昭和24年、精神的にも肉体的にもボロボロになっての帰国であった。
普通なら若い周作は妻の貪るように抱くのだがそんな気配もなく、女盛りの三枝子はやむなく布団の中でズイキを巻いた形見で疼く肉体を慰めていたのであ る。
「奥さん、わしはもう65過ぎだ、あんたももう恥ずかしい歳でもない・・・お相手おるんだろ」
三枝子は顔を赤くして否定した。
「住職さんそんな方いませんよ」
「ハハハ、そうかそうか・・・・悪い悪いこんな事聞いたりして許してくだされ」
「しかしこの片田舎に置いていくにはもったいない」
そう言いながら、大善は立ち上がった。
「さあ、もう5時だ寺へ帰らねば」
「今日はありがとうございます」
三枝子は住職を見送った。
三枝子はまだ四十路を越えたばかりである、住職の獣のようないやらしい目が浮かぶと妙に身体が火照った。
夕食を済ませるとラジオをかけ狭い茶の間に寝そべった。
生暖かい風が開けはなたれた玄関から吹いてきた。
しばらくウトウトして目を覚ますともう夜の10時を回っていた。
汗ばんだ下着が気持ち悪く三枝子は浴室の洗い場に向かった。
白いブラウスを脱ぎ、紺のスカートの留め金をはずして窮屈そうにスカートを腰から落とした。
透けるような白い肌、むっちりした肉尻が・・・・
たちまち三枝子は一糸まとわぬ裸体を洗い場の桶に身を沈めた。
風呂桶で水を汲んで肩から流した。
「ああ、冷たい・・・・」
三枝子の豊満な身体を伝いながら水がサラサラと落ちた
鏡に写る三枝子の裸体は悩ましいほど艶ぽかった。
「あなた・・・私の身体浮気したいって」独り言を言いながら豊満な乳房に指が這った。






































