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lov  桜美子鬼女伝説

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里へ下りる途中の山道で、不意に背後から女の声で呼び止められた・・・・
「待たれいっ!正吉・・・・愛しい重三さまの仇を討ってやるわ!!」
そこには真っ赤な眼をし、黒髪が地につきそうな程長く、頭部から鉛色の角を生やした桜美子が仁王立ちして鋭く光る眼で憎き正吉を睨みつけていた。
「おま・・・お前は桜美子かっ!・・・とうとう鬼となってしもうたんか・・・丁度都合がよかったわいな・・・裏切り者のお前を亡き者にしてやるわ!おい!叩き斬ってやり!」
そう手下に命を下し、手下共が大刀を振りかざし彼女目掛けて突進してきた。
「ふん!そんなものはこうしてやるわ!」
彼女の妖術によってあっと言う間に手下たちの手にしていた刀がパキっ!と折れその刃先が彼等の喉元に鋭く突き刺さった!
「ぐわぁーーーっ!!・・・」
おどろおどろしい鮮血と共にバタバタと倒れ、息絶えてゆく手下共・・・・
「く・・・くそっ!ならば俺様がやってやるだけの事よ!覚悟せい!」
正吉が斬りかかろうとしたその時!彼の体がピタっと止まり全く動けなくなってしまった。
桜美子は天を仰ぎ、何やら呪文を唱えたその後にゴロゴローーっ!と雷鳴が轟き、ピカリと閃光した後、正吉の体に雷が落ち、彼の体は真っ黒焦げに焼かれ、その場に倒れ込んでいった・・・・
「馬鹿な奴め・・・・地獄に堕ちるがいい・・・」

桜色に輝く羽織を翻し、桜美子はあの愛しい一本桜の元へとスーーーっと流れるように移動していった。
満月の灯りに照らされた艶やかな夜桜は事の他美しく・・・・夜風にひらひらと舞い落ちる花びらの儚げなその姿に・・・・
「重三さん・・・・やっとあなた様の仇が討てました・・・今宵わたくしも愛しいあなた様のお傍に逝きとう
ございます・・・」
彼女は隠し持っていた短剣で心の臓を一突きにし、満開の桜の樹の幹に寄りかかって息絶えていった――――
* * *
その後、里では闇夜に満月が照る夜更けに、あの一本桜の傍らで仲睦まじく寄り添う桜美子と重三の姿が度々目撃されるようになった。
彼女の哀しくも女としての激しい生き様は‘桜美子鬼女伝説‘として、後世まで言い伝えられるようになっていった・・・・
〔了〕

七瀬涼香
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コメント (2) »

  1. 涼香ちゃが桜美子鬼女伝説を官能小説に・・・(*^^*)

    今の世の中、犬も歩けば「マジかよ。キモ!」なんて言いながら股を開いて座っている女の子にぶち当たりますが、才色兼備に憧れた世代にとって、海老蔵は許せても藤原紀香のときは。。。「なんで?」許せませんでしたなぁ~(^^)

    コメント by 熊五郎 — 2010/5/22 土曜日 @ 21:50:06

  2. 熊五郎 さん コメをありがとう♪

    そうですね~現代には大和撫子ってもうほとんど存在しなく
    なってしまったのかも><
    最低限の女性としての恥じらいやマナーなどは失いたくはないですね^^;
    熊さんは、紀香さんのファンなんや★
    私も好きですよ♪

    コメント by 七瀬涼香 — 2010/5/22 土曜日 @ 23:37:48

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