かごめ倶楽部 〜四天王の性戦〜
( 年下かア、考え直した方が良いのかナ やっぱり…….. )
「 あ、姉貴イ。 裕って誰よ!」
刹那、亜美子の脳内が暗転し、スラッシュメタルが雷の様に鳴り響いた。
メガデス初期の名盤ラストインピースのオープニングナンバーだった。
疾走するギターリフに乗って思考が脳内を駆け巡った!
( …….. やっぱり声出てた!……オナニーバレた!……….. 聞かれたっ!…….. 盗聴!…….盗撮!…….. 最悪!……..殺意!………羞恥!……….生きて行けないかも! )
「 おい姉貴イ、無視か? お〜いっ ! 」
浩の手が亜美子の目の前でヒラヒラしている…………そこで亜美子は漸く覚醒した。
「 ピ、ピロシ…….. あんた一体何処まで知ってんの……..? 事と次第によっては姉ちゃん……. 」
だが、そんな心配を他所に浩は、全く想定外な事を言い出した。
その内容は勿論裕に関するものだったが、昨日のオナ二ーとは全く関係が無かった。
内心胸を撫で下ろしながら亜美子は、その話に耳を傾けた………. 浩は、裕との出来事を米を飛ばしながら一気に捲し立てた。
「 何処までって、昨日そいつが俺んち高校まで遠征して来たんだよ。俺、少し前に姉貴の高校の奴と揉めたって言ったじゃん。あのフルボッコくれてやった事件よ。そしたら、昨日そいつ、裕? が言う訳よ。俺の連れ殺ったの誰だって。しかも一人で乗り込んで来て。コイツは只モンじゃネエぞ思って、じゃあこっちも1対1で殺ってやるっつって、ストリートファイトだア!ってなった訳。俺と。そこであいつ俺の名前出した途端、質問攻めだ。やれ、お姉さんは居るかだの、もしかして高校は俺と一緒かだの、まさか水泳部かだの、言って来てサ。そうだそうだ言ってたら、じゃあ君は殴れない 俺の名は裕。アミ先輩に宜しく伝えてくれっつって踵を返しやがったんだ。サムライかお前はっつって………
姉貴、学校で連れ以外にもアミって呼ばれてんの?」
刹那、亜美子の脳内は一気に晴れ渡った。ここに来てダメ弟がこんな奇跡を起こしてくれるなんて! なんかヘタなシナリオを棒読みしてるみたいだったケド、バカだからそれは仕方ない……..でも……. あの大人しそうな裕君が……… 衝撃だ。
( 友達の為に? タッタ一人で遠征? カッコ良すぎる裕君…………..しかも、アミ先輩に宜しく…….アミセンパイ….. これって…….. これって…………..♡ )
「 まさか、そいつ姉貴の部活の後輩か? 南野 裕って言ってたぞ イケ面の….. 」
「 んん…… そんな人居たかナ………ああ……..居たかも………. 」
朝食もそこそこに亜美子は浮き浮きを押さえつけながら無関心を装って登校して行った。




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