蒼き海底を目指して・・・
静かに・・・・そしてゆっくりと確実に私の身体は蒼き海底を目指して沈んでゆく―――
*
彼に初めて逢ったあの日、私は心の底から運命を呪った。
仲の良い、三つ上の姉、恭子に紹介されたあなたはまさに私が待ち焦がれていた理想の男性、そのものだった・・・
あなた達は確実に愛を育み、成就させたその日―――私の左手首に引き攣った醜い傷が刻印された。
*
「海を見に行かないか・・・」
あなたからの誘いにまるで乙女の如く心ざわめき、浮き足立って喜んだ私。
疑う気持ちなど微塵も無かった・・・・
夏も盛りだと言うのに、ビーチにはそれほどの人出も無く私と愁(しゅう)はのんびりと浜辺で甘いひと時を過ごしたりしていた。
紺碧のエーゲ海の島に建ち並ぶような、真っ白なリゾートホテルの室内で私達は互いの身体を貪り、自身の香を相手の身体に染み付けるように深く激しく求め合い愛し合った・・・・
「愁?・・・・姉さんとあたし・・・どっちが相性いいのかしら?」
「姉さんなんかよりあずさの方がずっと愁を愛してるし、幸せに出来るんだから・・・ねぇあの女と別れてよ!」
小悪魔めいた私の言葉に眉根を少し寄せ、苦笑いだけしたあなた・・・・
二人だけしか知らない禁断の木の実は誰にも摘ましたりはしないんだから・・・
私しか知らないあなたのカラダの隅々・・・太腿の付け根にある小さな黒子。
何度舌先で味わったことか―――
夕方から急に降り出したスコールの様な激しい雨。
窓を打ちつける雨音がやけにあたしの心情を 囃し立てる。
稲妻の閃光さえ淫らに私の劣情を激しく照らす。
光を背にして窓辺に立つ私の全身を食い入るように見つめるあなた・・・
飢えたその眼差しに挑発するようにバスローブを肌蹴てみる。
痛いほどに突き刺さるあなたの視線に耐えられなくなったあたしはそっとあなたのカラダの温もりを求めて火照った身をすり寄せた。
「あずさって・・・日向の匂いがするな。俺・・・好きだよ、あずさの匂い。」




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私の妻にも妹がいます。独身の妻の友達もいます。
だけど。。。リスクが大きすぎるので妄想だけにしましょう(^^)
コメント by 熊五郎 — 2010/5/22 土曜日 @ 22:21:53
熊五郎さん いつも拙作にコメをありがとう★
そうですね^^
やはり、近親者とのアバンチュールはリスキーですもんね^^;
妄想に留めておくのがいいかと(汗
コメント by 七瀬涼香 — 2010/5/23 日曜日 @ 1:22:18